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仮想通貨のICOについて知っておこう

仮想通貨ico

仮想通貨の上場ともいうべきICO

ICOについては正確で信頼できる情報を基に取引を行うことが推奨されます。

これは、ICOという仕組みそのものというよりも、人とお金にかかわる問題であり、システムでは善意と悪意の区別がつかないためといえるでしょう。はたして、ICOとはどんな仕組みなのでしょうか。そして、信頼できる情報とは何なのでしょうか。

ICOの仕組み

ICOとは、簡単に言ってしまえば仮想通貨を利用した資金調達手段であり、一般的な株式会社を作るやり方と非常によく似ています。

「世の中の役に立つ」「大きな利益を上げることが出来る」といった素晴らしいアイディアやビジネスプラン、技術開発や思想設計など様々なものがありますが、どれもお金がかかるというのが現実ではないでしょうか。

株式会社とはこうした将来性にお金を出資してもらう器です。同じように仮想通貨もそうした器になれるのではないか。この考え方からICOという仕組みは生まれました。
ICOをする流れは決まっていて主に5つのステップを踏みます。

  • ① ホワイトペーパーを発行
  • ② ICOトークンセールでトークン売り出し
  • ③ プロジェクトスタート
  • ④ トークン上場
  • ⑤ プロジェクト進行

ホワイトペーパーとは簡単に言ってしまえば、開発しようとする技術や考えているビジネスアイディアの解説書です。
多くの投資家を魅了し魅力を伝えるためのプレゼン資料ということが出来るでしょう。ホワイトペーパーを読み「これはいい企画だ」「これはぜひ出資しよう」と思った人達が②のトークン売り出し際に出資していきます。

この出資金を基に開発がスタートしていくわけです。その後、プロジェクトが上手くいけば取引所に上場、多くの人が取引できるようになります。

まさに、株式会社の上場に似た形が出来上がることになるでしょう。その後もプロジェクトは進行していきます。

もし仮にホワイトペーパーで説明した通りの商品が生まれたりビジネスプランが確立したりした場合は、トークン自体も爆発的に注目される可能性があります。株式会社の株は上場した際には、設立当時に比べて1000倍以上になるといわれていますが、ICOはどのような上昇率になるのか、まだ出来上がって間もない仕組みであるため、誰も想像がつきません。

果たしてそのICOには実態があるのか?

ICOが資金調達手段の一つであることがわかっていただけたと思います。
次に見ていくべきは、やはり投資家保護。基本的に株式会社の場合は、非常に厳しい審査などを受けてIPO、そして上場という手続きを取ります。
ICOの場合はこうした法規制がまだ十分ではありません。そのため、IPOと比べると審査は非常に緩いといわざるを得ないのではないでしょうか。

ICOは「こういうことがしたい!」という人が集まっているだけであって、そのICO自体の価値を保証するものではないことを頭に入れておきましょう。
以下の仕組みでICOを行っている仮想通貨には要注意です。

  • ・将来の値上がりを保証(?)している
  • ・紹介制あるいは販売代理店を利用している
  • ・国内専用ICOトークン
  • ・ソースコードを出さない仮想通貨
  • ・最低数十万円以上の投資額が必要
  • ・ICO中に総発行枚数が増える
  • ・各国政府機関が危険アナウンスを発している仮想通貨

これらの特徴は、そもそも仮想通貨の特徴としては一切当てはまりません。そのため、「そのコインは実在しているのか?」という疑惑の目を向けるべきICOといえるでしょう。

特に2~4番目の特徴は仮想通貨の開発理念と完全に対立しています。また、必ずもうかる仕組みなど存在しないのと一緒で、必ず値上がる仮想通貨も存在しません。他の要素もとにかくICOや仮想通貨には必要ないものばかりです。

投資と詐欺と人の悪意と

投資や出資の話と詐欺や騙しの話は、昔から切っても切れない問題といえるでしょう。
たぶん、この話は人に格差が生まれ、働かなくても生きていける人と働かないと明日生きていけるかわからない人のどちらもが生まれたときから始まっているのでしょう。

人の悪意というものの恐ろしさともいます。この悪意をできる限り排除しようとして生まれたのが、まさにIPOという仕組み。仮想通貨のIPOともいうべきICOは、まだ法整備が盤石ではなく、十分な規制や監査が行えない状況です。実際、2017年10月に金融庁から注意喚起が出されているほど。

しかし、多くのアイディアや発想というものは失敗の屍の上に築き上げられているものでもあります。そのため、アイディアや発想を使って資金を調達する仕組み自体を否定することはできないのです。投資家視点としてはICOは非常に面白い仕組みともいえます。詐欺師視点としてもICOは非常に面白い仕組みといえるでしょう。投資は自己責任という言葉をかみしめながら、ぜひ将来の魅力という光と影のある仕組みに参加してみてはいかがでしょうか。